現金化に関する謳い文句として「キャッシングより金利が低い」「消費者金融よりお得」と言うのが有りますが、これは信じで良い事なのでしょうか。実際にクレジットカードのショッピング部分を現金化した場合に起こり得る利息を計算してみたいと思います。
ショッピング限度額が100万円、還元率が90%、返済日が2ヶ月後と言う場合の利息計算を行ってみましょう。例えば6月1日に100万円のショッピング枠を現金化して90万円の現金を得ると言う様にします。これだけ見ると、利息はたった10%と思えてしまいます。通常消費者金融の金利は20%位になりますから断然お得の様に感じます。クレジットカードの支払日が翌月末、つまり7月31日だとします。この間2ヶ月経っています。2ヶ月後に100万円のお金を返さなくてはならない、つまり「100万円/90万円=金利11.1%」の利息がついている事になります。たった2ヶ月で11.1%と言う事は12ヶ月、つまり年利は66.6%になると言う事になります。こう考えるとかなり高金利である事が分かります。
更に返済が一括払いではなく分割払いにした際には、分割払い時の利息、つまりクレジットカードの利息が付く事になります。これはかなりリスクが高いキャッシングと言えるでしょう。ではキャッシングなのだから過払い金となって請求出来るのではないかとも思えますが、クレジットカードの現金化に関してはあくまでもキャッシングと言う事ではなくてキャッシュバックと言う事になりますので、これが該当しない事になりますので駄目なのです。
現金化した場合の利息計算 |
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